失敗しないQRコード印刷!サイズなど押さえておきたい設定ポイント

QRコード設定

Webへの導入ツールとしてQRコードが挿入された印刷物は現在当たり前に存在しています。
名刺などにあるシンプルな情報から、ポイント管理システムなど可変QRコードを使った顧客管理的な情報まで、様々です。

印刷物にQRコードを入れるにあたり、設定に迷ったとか配置に苦労した経験はございませんか?

QRコードが大きすぎてスペースが無い!読み取りできない!とかいう失敗しないためには、どのようなQRコードでも、基本の配置について注意すべき点は同じです。

デザインするにあたって最初にQRコードのスペースを決めておかないと、予想していたよりも大きく、デザインが崩れてしまうなど、後ほどトラブルになる可能性があります。

そうならないために、過去にデザイン現場から入稿されたデータで気づいた点から、いくつかのポイントを押さえることで、デザインの邪魔をしない、かつ読み取り性能を犠牲にしないベストなサイズ設定についてお伝えしたいと思います。

QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です

配置サイズをシミュレーションする

QRコードの入った印刷を1から作成する時は、まずQRコードの設定を済ませ、スペースを確定させてからデザインをするのが一番安全です。

そのためにはデザイン時にQRコード自体の情報も受け取るようにしましょう。
(QRコード内容が確定していなくても、情報量が同じくらいのダミーデータを準備するなど)
情報が無いと、どれくらいのサイズになるのか、シミュレーションが難しくなってしまいます。

では、具体的にどのようにQRコードの設定をして、デザインデータに落とし込むかの手順を示します。

QRコードの誤り訂正レベルを決める

レベルLレベルMレベルQレベルH

QRレベルL

QRレベルM

QRレベルQ

QRレベルH

約7%約15%約25%約30%

QRコードには誤り訂正機能があります。レベルL・M・Q・Hの4パターンが設定されており、訂正レベルの数値(%)が高いほど、過酷な使用条件でも読み取り可能になりますが、QRコードのサイズが大きくなります。
印刷物の場合、そこまで過酷な条件で読み取りされる用途は考えにくいので、レベルLでほぼ問題がありません。

ただし、レベルLで情報量の大きいQRコードを作ると不具合が発生する場合もあり、実際の変換元データとの兼ね合いが必要になります。暗号化されたURLデータなどは情報量も多くなるので注意が必要です。

弊社では通常、QRコードはレベルLで生成しておりますが変換元データの情報量でMやQにすることもあります。

QRコードのサイズが決まる

誤り訂正レベルを決めたら、固定QRコードの場合はQRコード作成サイトで簡単に1個作成が可能です。そのサイズにこの後説明するマージンを足せば、QRコードのサイズが決まります。(あらかじめマージンが設定されていたり、任意のマージンを設定できる作成サイトもあります)
参考サイト(公式) https://m.qrqrq.com/

デザイン配置時の注意

QRコードのマージン

QRコードはプロ用オンデマンド印刷機で印刷するとして、2~3ミリのマージン(余白)が必要になります。周りにマージンが無いと、デザインとQRコードの区別がつかなくなり、読み取りエラーとなってしまいます。

QRマージン2ミリ
  • バリアブル印刷の場合(オフセット印刷機+オンデマンド印刷機パターン)

    バリアブル可変QRコードが入った大量印刷物になると、コストダウンとスピードアップのために印刷方法が変わり、大型オフセット印刷機でデザイン部分を先に印刷してから、可変QRコードをオンデマンド印刷機で印刷します。

    そのような条件になると、デザイン部分と可変QRコードの位置が微妙にずれてしまいます。これは2回違うタイプの印刷機に通す仕様上、避けて通れません。

    ずれを目立たなくするためにも、ずれてしまったとき上記のマージンを確保するためにも、QRコードの周りには5ミリマージンがあるのが理想です。
QRマージン4ミリ
※図は誇張しており、実際ここまでずれることはございません。ご安心ください。

しかし、上下左右に4ミリも取ると、例えば名刺サイズの小さな印刷物ですと、貴重なデザインスペースが小さくなってしまいます。そのような時は下記のように2辺の端から4ミリずつマージンを取ることで、少しでも節約が可能になります。

QRスペース

上下左右4ミリのマージンはあくまでも理想ですので、条件によってマージンを小さくすることは可能です。

上記からも、デザイン作成時にQRコードの設定を同時進行することが大切と言えます。

QRコードの色

QRコードはモノクロ1色で作りましょう。色が混ざっていると、読み取り精度が落ちる可能性があります。

但し、1色でも特色1色印刷の場合はコントラストが出る色でしたら問題なく読み取りが可能です。この場合もQRコードは1色で作りましょう。

巷にはたくさん色がついていたり、画像が貼ってあるQRコードがあります。
こちらはQRコード開発元のデンソーウエーブ社が公式に認めている作成ソフト・サイトを除き、QRコード自体の誤り訂正機能を利用して作られている等、ISO/JIS規格を逸脱したQRコードと呼べないコードである可能性が高いです。

そのため規格に沿った機器での読み取りが出来ない可能性があり、商用利用でこのようなQRコード作成を考えている場合は、特に注意が必要です。

印刷前のテスト

スマホ等でテストする

デザインとQRコードを含めた完成形のPDFを作成して、必ずテストするようにしましょう。また、可能でしたら大きさを把握するためにもプリントアウトすることをおすすめします。(QRコードのみならず、デザイン上の文字サイズが画面上のイメージよりかなり小さかったという事が多々あります。)

バリアブルQRコードの場合、弊社はまず、完成形のPDFを数点お客様へ確認していただき、実際のシステムで運用確認をしていただきます。その後社内にてランダム抜出しで変換元データと照合させるテストを行ってから印刷しています。


印刷物にQRコードを使う場合、まず、印字スペースを決めてから、規格にのっとったQRコードを作成、そのデータを配置して検証テスト後に印刷する必要があります。

また大量ロットの可変QRコード印刷の場合、システム部門・デザイン部門・印刷部門をそれぞれ別業者に発注する場合もあると思いますが、その場合、事前すり合わせが大切になります。
たかがQRコードの配置、、、しかしデザインやシステムが全て決まってから後戻りをするのはとても困難です。

そのようなバリアブル可変QRコード印刷で不安、お悩みの方、ご相談をお待ちしております。


投稿者

東京営業所 間
東京営業所 間
バリアブル印刷を通してお客様の欲しいに答えられるよう日々精進中です!
プライベートでは1人息子と遊ぶのが楽しみで、最近父子2泊キャンプデビューしました。
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