デザイナー必読!印刷物のバリアブルQRコードが万全に機能するための事前準備

バリアブルQRコードがある場合のデザインの注意

キャンペーンクーポンのアクセスカードやアプリへの導入用カードなど、バリアブル印刷を活用して個別QRコードの印刷をする場合、通常のデザインとは別に注意しなくてはならない点があります。想定していたデザインでQRコードのスペースに、個別のQRコードが大きすぎて入らないという事があります。

QRコードのスペースについては納期が短い中で、ついつい後回しにしてしまう部分になりがちです。

しかし、システム連携用としてバリアブルQRコードの印刷物を活用する場合、QRコードの読み取りが万全に出来るかというのは、一番大切な部分になると思います。
ですので、一度担当者同士がしっかりすり合わせをして、期待通りの結果になるようにしたいものです。

尚、こちらはCSVやエクセルのテキストデータを印刷会社側でQRコード画像化して、入稿デザインデータに挿入して印刷する場合についての説明になります。

QRコードのスペースを確保するために、デザイン制作前に確認・準備すること

通常あふれかえっているQRコードは固定の小さい情報であることが多く(企業URLのトップページアドレスなど)、バリアブル印刷も同じイメージでスペースを作成すると、情報量が大きくなりQRコードが想定外に大きくなる場合があります。

例えば、下図のように2点のQRコードをバリアブル印刷用に画像データ化します。

  1. https://www.takayama-dp.com/?id=ABCD1234
  2. https://www.takayama-dp.com/?id=hhfd6wxxkt4gyk62f3smfv9emt2sfh4zq2ngdsearw7wf4yjwqyts5b4y67wn5y9

そうすると、下図のように出来上がりの画像サイズが違う事が分かります。

QRコードのデータ量によるサイズの違い
データ量によるQRコードサイズの違い

①のように通常のURLと数ケタのユニークIDでしたら想定サイズに収まる場合がほとんどですが、
②のような情報保護のためにハッシュ化されたIDだったりすると、想定上に大きいデータとなってしまう場合があります。当社が扱った経験では②の倍以上の長さになるURLもあります。

例えば、デザイン時の想定スペースが空白を入れて20ミリ角だったとします。20ミリで枠を作成して、①②それぞれのQRコードを入れようとすると、下図のようになります。

①は等倍なので問題ありません。②は65%ほど縮小しないと入りません。3辺にある二重の四角の大きさを確認していただくと分かります。もちろん読み込めない事はありませんが、読み取り環境がシビアになってしまいます。読み取り場所の環境や、iphoneでは読めるのにアンドロイドの特定端末では読めないという事が起きる可能性があります。

縮小により読み取りエラーが起こる可能性
大きいQRコードをデザインに合わせて縮小するリスク

②の場合は、本来QRコードが24ミリ角なので、最低でも28ミリ角のスペースが欲しいところです。
そうならないために、下記のように関係する担当者、担当会社と事前にする合わせを行い、デザインの準備をしておきましょう。

システム担当者(担当会社)に確認する

システム担当者(担当会社)にヒアリングすることで、バリアブルQRコードのデータ量(URLと英数何桁等)がどれくらいになるか、ある程度判断できるレベルで知ることが出来ると思います。

この時、補足用の数値等を印刷するかどうかも決めておきましょう。

※補足用の数値とは
PCでアクセスしたユーザー向けの手入力用個別IDや、個別のコードによって納品先が異なる場合、仕分け段階で人の目で分かるように確認するためのID等です。

印刷会社に確認する

バリアブルQRコードのデータ量(URLと英数何桁等)を印刷会社に伝えることで、QRコードの想定スペースが分かります。

印刷会社は伝えられた情報から、バリアブル印刷用のプログラム等にデータを流し込んで、適切なデータサイズで何十ミリ角のスペースが必要になるかを返答することが出来ます。また、補足用の数値が入る場合も桁数などをあらかじめ伝えておき、必要なスペースを聞いておきましょう。

※注意
ダミーのQRコード1つだったら、Web上で簡単に作って自分で判断できる!と思われるかもしれませんが、印刷会社によって個別のQRコードから画像データ化時の仕様が違います。ですので実際に依頼する印刷会社へ問合せるのが一番安全です。

QRコード・ID等のスペースを決める

デザイナーは印刷会社から回答があったスペースを空白にしておけば、安心してデザインすることが可能になります。親切な印刷会社でしたらダミーのQRコードを作成して渡してくれる場合もあるでしょう。

万一システムが全く出来ていないなど、納期内でどうしても決まらない場合は、大小スペース2パターンで作成しておき、どちらでも対応できるようにしておくのが良いと思います。

下記はQRコードのスペースを考えるときの参考ページです。

デザイン前に準備するべきことのまとめ

  1. システム担当者や担当会社に個別のQRコードについてデータ情報量を確認する。(大体の文字数を知りたい)、QRコード以外にもID等、個別で印刷する部分があるか確認を取る。
  2. 印刷会社にデータ情報量を提供して、QRコードや個別のID等、必要なスペースの具体的な回答をもらう。
  3. あらかじめバリアブル印刷箇所のスペースを確保してからデザインをする。

どうしてもバリアブルQRコードのスペースを変更できない場合

当社の経験ですと、すでにデザイン校了に何社も関係しているため、納期を見てももう変更が不可という場合は、当社規定の余白マージンを削ったり、QRコードデータを推奨サイズより小さくしたりして対応する場合があります。上記で説明したQRコード②のパターンは実際にあります。

当然その場合でも社内のスマホ端末等でチェックは行いますが、当社内数機種ではチェックを行っても、ユーザーの機種によっては読み辛く読み取りエラーになってしまい、情報にアクセスすることをあきらめてしまう場合が考えられます。

このようなケースでは、クレームにならない場合がほとんどなので、効果測定をするにしても、施策自体の失敗なのか、QRコードによる導入がまずかったかどうかが分からなくなってしまうということで、効果測定自体も出来なくなってしまいます。

印刷物にバリアブルデータがある場合は、最初のすり合わせが肝心です。

少ししつこいですが、バリアブル印刷で個別のQRコード印刷をコストをかけて導入するという事は、その導入がスムーズにいかなければ施策が即失敗につながります。

このような事態を避けるために、まず最初に実際にQRコードの配置を決めるデザイナーが、施策のキモとなるQRコードのスペースを冷静に検討していただき、バリアブルデータを準備する側となるシステム担当(会社)としっかりすり合わせを行う事が大切です。
また、デザイナーを含めて、施策に関わる全員が、施策全体の内容を把握して進めることがスムーズに進行する秘訣になります。

当社の場合、あらかじめ相談していただけましたら想定できるサイズをお知らせ出来ますので、お気軽にお問合せ下さい。
その場合、大まかな使用用途とバリアブル印刷するQRコードの想定情報(URL+英数10文字等)をご教示下さい。

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