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データの作り方について

Adobe Illustratorでの制作の注意点

安定したバージョンをお使い下さい

どのバージョンでも出力を受け付けますが、バージョン8以前ならバージョン5.5Jまたはバージョン8、バージョン8よりも上ならばバージョン10またはCSが安定しているとおもいます。できる限りこのバージョンを使ってデータを制作して下さるようにお願いいたします。。

カラーモードはCMYKで

最近のIllustratorは最初にRGBかCMYKか選べるので、必ずCMYKで作って下さい。初めにRGBモードで作っておいてあとからCMYKにすると、色がシフトし自分が思っていた色と変わる場合がありますのでご注意下さい。またカラープロファイルは標準的なものを指定するか、カラー設定を「5.5Jをシミュレーション」にするようにしてください。標準的なプロファイルとしては、「Japan standard v2」「Japan Color2001 coated」等があります。

トンボはトリムマークで作って下さい。

オブジェクト→トンボ→作成で作ったトンボは、オブジェクトになっていないので面つけすることができませんので以下のようにして下さい。

まず制作するサイズよりもひとまわり大きいアートボードを作ります。そこで長方形ツールで正確な大きさ(A4なら210x297)を入力してボックスを作ります。

そのボックスを選択して、フィルタ→トリムマークでトンボを作ります。後は自由に制作して頂いてかまわないのですが、一枚のレイヤー内で全て作るのではなく、上下関係をわけて何枚かのレイヤーに分けてデータを作成して下さい。このようになっていると後で手直しが入った場合も作業がやりやすく、「動かす必要の無いオブジェクトまで動かしてしまった」というようなことが少なくなり安全です。

トンボよりも外側にオブジェクトをはみ出さないで下さい

当社では出力する際に、デジタルで面付けして出力することがほとんどですので、実際にはイラストレーターのデータ内のトンボは印刷では使いません。ただしデータ内のトンボは、そのデータのサイズや中心を知る上で必要ですので必ずつけておいて下さい。また裁ち落とし部分は3mmほど必要ですが、トンボの外側にオブジェクトがはみ出すような作り方をされると、データの(実際の)中心を知ることが出来なくなってしまいますので、少なくともトンボの内側におさまるようにしてください。

最近のIllustratorは散布ブラシなどがあり、外側にはみ出しやすいので気をつけて下さい。(アピアランスを分割するなどして余計なオブジェクトを消す方法があります)どうしてもはみ出してしまうような場合は、アートボードを作る大きさに指定して、トリムマークを作らないでデータを制作する方法もあります。ただし出力方法が変わりますので、事前にご相談ください。

フォントは必ずアウトライン化して下さい。

アウトライン化されていないフォントがデータの中にあり、そのフォントが当社に無い場合は出力することができません。必ずフォントはアウトライン化して入稿して下さい。

孤立点(不要なポイント)を消して下さい。

点のみで見えない孤立点は不要のもので、データのチェックに時間がかかることがありますので、孤立点を除去して下さい。文字ツールで画面をクリックすると文字情報の入った孤立点ができてしまいます。全てのフォントをアウトライン化しても文字情報に使用フォントが出る場合はこのような不要なポイントが残っている可能性がありますので注意して下さい。

線は0.3pt以上にしてください。

塗りだけの直線でも、プリンタからは出力されます。プリンタはもともと再現できる解像度が高解像度のセッターにくらべると劣るので、細い線が実際よりも太く出てしまいます。このためプリンタでは見えていた線が、印刷では見えないと言う事態が起きる場合があります。特に薄い色の線の場合は塗りだけの線は、ほとんど見えなくなってしまいます。線幅を指定する場合は0.3ポイント以上を基準に、薄い色の線はそれ以上に太くする必要があります。

レジストレーションと黒を間違えないで下さい。

レジストレーション(4色掛け合わせ)はトンボ以外のオブジェクトには指定しないで下さい。画面上では黒100%と違いが分かりにくいため、間違えて使ってしまうことがあります。レジストレーションの部分は、インクが重なるので乾きが遅くなりやすく裏写りの原因になります。

リッチブラックと黒100%の扱いについて

当社では出力する際は、黒100%については基本的にオーバープリント(スミノセ)にします。もしある程度大きい黒100%のオブジェクトがある場合、下に色のついたオブジェクトがあると、色のオブジェクトが黒の下に透けて見えるような結果になります。これを防ぐには黒100%に下色を入れて、リッチブラックにすることをオススメします。その場合は黒100%、マゼンタ30%、シアン30%くらいにしてください。あまり下色を入れすぎると、インクの乾きが遅くなり裏写りの原因になりますし、黒が黒に見えなくなってしまうことがありますのでご注意下さい。

オーバープリントに注意

オーバープリントの指定はできるだけ避けて下さい。

黒いオブジェクトをスミノセにするためオーバープリントをかけていて、あとで薄い色に変えた場合などは非常に危険です。最近のバージョンは画面で確認できるものもありますが、プリンタにはオーバープリントの設定を無視するものもあるので気をつけて下さい。透明度の指定ができるバージョンでは、オーバープリントではなく塗りのスタイルを「乗算」にすることでオーバープリントと同等の効果になります。こちらの方がプリンタでも再現されるようですので、できるだけこのようにしてください。

CS等ではデータの中にオーバープリントをかけたオブジェクトがある場合は、プリントする際に設定内容の警告として「書類にオーバープリントが含まれています」と出るので確かめることができます。

出力見本を必ずつけて下さい。

最終的なデータが完成したら、プリンタで見本を出力してそれをデータと一緒に送って下さい。見本はなるべく状態の良いものをお送り下さい。こちらで印刷物の刷りはじめに見本と比べて間違いやエラーが無いかチェックするのに使用します。見本はできる限り実寸で出力して下さい。(貼り合わせたものでも可)。

プリンタが故障したりして、見本が打ち出せない場合は、モニターの画面を実寸でキャプチャーして、そのデータを見本としてお送り下さい。Macintoshでは「コマンド+シフト+3(画面全体)」「コマンド+シフト+4(部分指定)」でキャプチャーできます。WindowsではキーボードのPrintScreenキーを押して、Photoshopなどの画像ソフトにペーストすることで画面が撮れます。